「癒し」とは「いやし」と読み、従来は「癒す」という使い方をしていましたが、ストレスの増大する近年の流行で｢癒し」という使い方をします。

広辞苑では｢病気や傷を治す。飢えや心の悩みなどを解消する。」

国語大辞典では「病気、傷、飢え、苦しみ、悩みなど不健全な状態をなおす。治療する。」とあります。

｢ヒーリング」とは、近年流行ってきている言葉ではありますが、広辞苑では｢治療。特に心の病や疲れを癒すこと。いやし。」とあります。

英語（healing）の原形はhealで、｢健康な」が原義で、ジーニアス英和辞典では「薬などが人・傷などを治す。傷などがいえる。治る。時などが悲しみ悩みなどをいやす。人を病気などから救う。」とあります。

WHO（世界保健機構）では、健康の定義を「体（body)」「精神(mind)」「人生(life)」の3つが健全な状態を健康と言っています。

そして、「魂(sprit)」もその中に入れることを検討中との事です。

と言うことは、どれか一つ欠けても健康ではないというわけです。

そこで、「体を癒し､心を癒し、人生を癒す」ことで、健康になろうではありませんか。
そのための知識やテクニックを載せてありますが、皆さんの人生がより輝きを増すことを心より望んでいます。



まずヒーリングと言う事を理解するには、「癒しのエネルギー」を知る事が必要ですが、フランスの物理学者ジャン・シャロンがこのように言っています。


「我々の住む地球も太陽も、又私たち自身も限りなくすべてを細かくしていくと、分子、原子の世界になり、原子核の周りを電子が離れずに回れるのはその間に、ある種の引き合う力がある」そして、「すべてを限りなく細かくすると光である」と。


私たちの感情や想念、心さえも今や物理学の研究段階に入っており、今現在の学者の中では、光りを波動として捉える人達も多く、昨今の波動の人気はそのような事が根底にあるのです。


現代の量子物理学では「すべての物質には意志がある」と解明しており、テレビのある番組では、「私たちの体を究極的に捉えると星のかけらと同じものでできている」と紹介していました。


するとその波動も光も、宇宙におけるすべての出来事に影響を及ぼしている根源のエネルギーだと言う事になります。

私たち「人」と言う字の本当の意味を分析してみますと、「人」と言う文字は「霊が止まる」=「霊止」と言うのがその語源で、「霊」は「ひ」とも読み、この｢ひ｣と言うのは太陽の｢日｣で根源のエネルギー、「光」をも意味します。

つまり「人」は「命の根源の宇宙エネルギー」であり、この「宇宙エネルギー」＝「癒しのエネルギー」が絶え間なく私たちの体に降りてきて、命を営ませているのです。


そこで、この命の根源のエネルギーをより多く我々の体に取り入れ、心身を本来の正常な状態に導き、すべての人間に備わっている自然治癒力を最大限に高めて、より良い人生を歩み、天寿をまっとうするために「癒し」が必要となるのです。